アロマの基礎知識

レモンの香りを嗅ぐと想像してみましょう。口の中には唾液がたまり、頭の中にはレモンの映像を思い浮かべることができるでしょう。人によっては、無意識に口や目をすぼめてしまう方もいらっしゃるかもしれません。香りのことを思うだけで、私たちには様々な反応が起こりますが、香り以外にも成分による効果、更にそれをどのような方法で使用するかなど情報や知識が加わることで、レモンに対する見え方が違うでしょう。


ラベンダーという精油があります。ラベンダーはいくつもの種類が存在しますから、その日の気分や好みで香りを
楽しみむ方法もあります。しかし、スキンケアとして使いたい場合や皮膚の炎症を抑えるために使いたい時は、ラベンダーアングスティフォリアを使う方が効果的でしょう。ラベンダースピカも肌に影響を及ぼしますが、どちらかというと火傷や擦過傷など傷の治癒促進として効果的だと言われています。ラベンダーストイカスは、ちょっと高価な精油ですが、この場合は、あまり適切ではありません。ストイカスは、脂肪溶解作用があるので、ダイエット時に脂肪がたくさんついているところに塗るほうが効果的な使い方と言えるでしょう。しかし、違った使い方をしたとしてもまったく効果がないわけではなく、一言でラベンダーと言っても持っている成分の割合が違っています。


自分の直感や日々の気分でアロマを楽しむ方法もありますが、知識をもつことによってラベンダーに対する考え方・思い方も違ってくるかもしれませんし、何の目的で、どのように使っていくかも実体験も通しながら工夫していくことが、アロマを使う方法として必要なことになります。


そのためには、
・使う目的や目標をある程度明確にした上で、その使い方を選択すること
・自分に使う、お部屋などに使うなど・・・使う媒体に対してその特性を知ること
・アロマやその基材の成分の特徴・効果効能・特性などについて知ること

知識を持ち適切に使用していくことで、安全に効果的な使い方ができるようになります。

アロマの使い方

JMAAの資料に沿って、アロマの使い方と精油についてお話しします。
アロマテラピーは大きく分けて3つの使い方があります。

西洋医学的(即効性)
結果的に起こっている症状に対して、主に鎮痛や抗感染作用のある精油を用いながら、症状が即時的に変化するよう効果的に使っていきます。

東洋医学的(体質的)
まずはご自分の体質を知り、体質の偏りや不具合に対して緩やかに体質が変わっていく方向へ使います。

心理学的(香り)
香りを利用して嗅覚を司る大脳辺縁系から全身へ働きかけるように使います。

精油について

当スクールは、プラナロム社ケモタイプ精油を使用しています。
その他の基材に関しても、厳選されたものを使用しています。

精油の選び方

精油は直接的に体内へ取り込むため、安全性が高い製品であることが必要になります。
そのためには、成分分析表の添付は必須であり、下記条件を満たしていることが一基準となります。

  1. 日本の厚生省指定期間による成分分析表が精油ごとにある
  2. 学名の記載
  3. 採油部位
  4. ロット番号が明記され、管理されているか
  5. 保証期間

※注意点※
上記は、ご自身で精油を選べれる際のご参考にされてください。
しかし、ご自身の体質・体調によっても必ずしもこの通りではない場合もありますのでご自身の責任の下、精油はご使用ください。

参考文献

  • 日本メディカルアロマテラピー協会(JMAA) 「人とペットのためのセルフケア」